訪問看護リハビリステーションLeaves

     訪問看護・リハビリテーション

訪問リハビリ

訪問リハビリテーションとは?
訪問リハビリの目的は、利用者様の実際の生活の場にお伺いして、日常生活の自立(介助量の軽減)と家庭内さらには社会参加の向上を図ることが目的です。
心身障害、生活障害、住環境等を確認して自宅生活の中で利用者様自身の機能維持・向上を図りつつ、医療機関では行うことができない実際の生活場面に合ったアプローチを行っていくサービスです。
ケアマネ等の関連職種と積極的に連携を図りながら、かかりつけの医師の指示のもと、チームの一員としてその専門性を発揮し、利用者様が安心、安全にその人らしい在宅生活が継続できるように支援していきます。

90歳代 男性 要介護1 腰痛、膝の痛み、転倒が増加、認知機能の低下
<利用内容>
  週1回 訪問リハビリ  緊急時訪問看護
<依頼内容>
ご本人様:転ばないようにしたい。
娘様:現在の身体、認知機能や生活スタイルをなるべく長く維持していけるようリハビリをしてほしい。何かあったときのために緊急時訪問看護をお願いしたい。
<経過>
もともと独歩できる方だが、転倒が増えているため、転倒予防、機能維持のために訪問リハビリ開始となった。動線、歩行を評価した上で、ご家族様、福祉用具業者の方と検討し福祉用具をレンタル。その後自宅での転倒はない。また、リハビリ中、リハビリ後は表情もよく、発話も増えていると娘様よりお話をいただいている。
日頃より、起床や食事等は娘様の声がけで行われていた。そのため、一時、娘様が体調を崩され入院された際、離床時間が極端に減ってしまい、食事量、水分摂取量も減ったことで仙骨部に軽い床ずれができてしまった。マットレスの調整をケアマネージャーの方に相談し、すぐに対応していただく。またショートステイなどの他のサービスの導入についてもご家族様からの相談を受け、ケアマネージャーと共に検討した。床ずれに対しては看護師に相談しすぐに対応してもらい改善した。娘様の退院後も介護負担の軽減のためにショートステイは継続している。生活のリズムが変化したことで腹痛や便秘が起こりやすくなったが、その際もかかりつけ医の指示のもと、緊急で看護師に同行してもらい浣腸等の対応を迅速に行うことができた。
70歳代 男性 要介護2 圧迫骨折入院後の廃用症候群
<利用内容>
 週1回 訪問リハビリ 週2回 訪問入浴
 月2回 訪問診療

<依頼内容>
 ご本人様:特に希望はない。今のままでいい。
 奥様:膝が悪いので、少しでも動けるようになって身の回りのことができるようになってほしい。

<経過>
多くの病気をされてきた方だが、自宅で転倒され圧迫骨折にて入院された。入院中もリハビリには消極的で食事量も少なかった。訪問開始時はオムツを使用され、ベッド上で1日を過ごし、「死にそうだ」「生きていてもしょうがない」「楽しみもない」といつも訴えられていた。ご本人様、奥様からお話しを聞きながら、少しずつ運動行っていく中で食事量が増え、徐々に身の回りのことも可能となりトイレでの排泄ができるようになった。しかし、急激に精神的に不安定になってしまったことがあり、その際、精神看護の研修を受けた看護師が一緒に同行し状態を確認。看護師からのアドバイスを受けながら訪問を継続し、現在では自宅での入浴を検討できるようになってきている。今後も精神的落ち込みが強くならないよう経過を観察しつつ、生活動作の維持、向上を図っていく。